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「Suica」と「PASMO」カードの一時販売停止と半導体不足について解説

公開日2024/01/05 更新日2024/01/05


東京メトロの公式サイトによると、世界的な半導体不足のため、2023年6月8日から無記名の「Suica」と「PASMO」カードの販売が一時停止されているようです。8月2日からは記名式のカードの販売も中止されており、年が明けた現在もその状態が続いています。


さまざまな製品に使われている半導体ですが、具体的にはどのように影響しているのでしょうか。今回は、「Suica」と「PASMO」カードの販売停止や、半導体不足について考えてみます。

「Suica」と「PASMO」カードの一時販売停止について

東日本旅客鉄道株式会社、PASMO協議会、東京モノレール株式会社、東京臨海高速鉄道株式会社の4社は、7月31日に「記名式の『Suica』及び『PASMO』カード発売の一時中止に関するお知らせ」を発表しました。


世界的な半導体不足により2023年6月8日から無記名の「Suica」と「PASMO」カードの販売を一時中止、そして8月2日からは記名式の「Suica」「モノレールSuica」「りんかいSuica」「PASMO」カードの新規発売も販売中止が発表され、現在もその状態が続いています。


なお、「Suica 定期券」「PASMO 定期券」については引き続き購入できます。「モバイルSuica」と「モバイルPASMO」も通常通り利用可能です。

半導体とは

半導体は、電気を通す金属(導体)と、まったく電気を通さない絶縁体の中間に位置する物質です。電子工学や、情報技術の分野で広く利用されています。


半導体は、条件によって電子を通すことができる物質です。水を放出したりせき止めたりして、川に流れる水の量を調整できる「ダム」をイメージするとわかりやすいかもしれません。


半導体は暮らしのさまざまな部分に用いられています。たとえば、炊飯器でおいしくご飯を炊けるのは、半導体によって火力の制御が行われているからです。スマートフォン内にある半導体は、タッチスクリーンの入力を処理して、無線通信を管理しつつアプリケーションの実行を可能にします。半導体は生活に欠かせない物質なのです。

「Suica」と「PASMO」カードの一時販売停止のポイント

今回の「Suica」と「PASMO」カードの一時販売停止の直接的な原因は、この半導体不足です。半導体不足の原因は複数あり、相互に影響を及ぼしています。


特にリモートワークやオンライン学習の普及により、パソコンやタブレット、スマートフォンなどの電子機器の需要が急増したことにより、半導体需要が急速に増加したことが原因と考えられています。


また「Suica」と「PASMO」カードの販売再開がなかなかうまくいかないのは、これらの交通系ICカードに使用されているのが「FeliCa」という日本独自の規格であることも影響しているようです。

まとめ

世界的な半導体不足は改善に向かいつつありますが、「Suica」や「PASMO」がFeliCaという独自の規格を採用していることにより、長らく販売停止が続いています。

これを機に、通勤定期券を「モバイルPASMO」に移行する人も増えるかもしれません。管理部門としては、経費精算の対応に影響が無いか気になるところです。



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