公開日 /-create_datetime-/
2025年12月27日(土)~2026年1月4日(日)は年末年始休業のため、お問合せなどのご連絡は1月5日(月)以降になります。ご了承くださいませ。

金融庁は、担保や保証に過度に依存しない融資促進の取組みの一つとして、「経営者保証に関するガイドライン」の活用を進めてきましたが、ガイドラインの受け止め方を、地域銀行全行にアンケート調査を行い、その結果を公表しました。
金融庁が、平成30年6月に「経営者保証に関するガイドライン実態調査」を行った結果、ガイドラインの活用が習熟している金融機関では、経営トップが自ら各種取組みを主導している傾向が強く、形式的な対応に留まらず、競争力の強化や顧客に対する満足度を向上させるといった意識が芽生えていることが明らかになりました。
今回行ったアンケート調査は、地域銀行全体の現状を把握するとともに、どのような経営戦略上の取組みがガイドラインの活用に影響を与えたかなどを探り、さらなるガイドラインの活用を促すためのものです。
新規融資に占める、経営者保証に依存しない融資の割合(無保証融資割合)が6%ポイント(平成28年3月期から平成30年3月期)増加した理由として、「企業の財務内容だけではなく、事業の内容を深く理解する取組み」が約7割、「企業への訪問回数を増やすなど顧客との積極的なリレーションを図る取組み」が約5割と、ガイドラインの活用がプラスに影響していることが明らかになりました。
平成28年3月期~30年3月期において、新規融資に占める経営者保証に依存しない融資の割合(無保証融資等割合)が6%ポイント(※)以上上昇している金融機関と6%未満上昇の金融機関を比較したもの。
(※)平成28年3月期~30年3月期における、地域銀行の無保証融資等割合の上昇幅の平均が約6%ポイント。
1. 「企業の財務内容だけではなく、事業の内容を深く理解する取組み」
・かなり影響を与えた(19%)
・それなりに影響を与えた(52%)
・少しは影響を与えた(23%)
・あまり影響を与えていない(6%)
2. 「企業への訪問回数を増やすなど顧客との積極的なリレーションを図る取組み」
・かなり影響を与えた(7%)
・それなりに影響を与えた(43%)
・少しは影響を与えた(38%)
・あまり影響を与えていない(12%)
ガイドラインを積極的に活用することで、多くの地域銀行が、「顧客との信頼関係の強化につながった(74%)」、「職員の目利き力の向上につながった(53%)」と回答するなど、これまでのような、担保や保証に過度に依存してきた体質から抜け出そうとする姿勢が見受けられます。
また、無保証融資等割合が大きく上昇している地域銀行と、そうでない地域銀行に比べて、「他行との差別化やブランド力強化につながった(26%)」と回答した地域銀行もあり、ガイドラインの活用を通じて、顧客との信頼関係の強化やブランド力の強化などにつながっている割合が高い傾向にあるようです。
ほかにも、融資取引の拡大につながる可能性や、企業の成長や円滑な事業継承にも、大きな役割を果たしていくこととなりそうな兆候も見られました。
ガイドラインの活用促進によるデメリットとして挙げられたのは、「経営者の規律付けの低下を招くことへの危惧」で、それが取引先企業の財務内容の悪化につながるのではと、懸念する声も少なくありません。
また、貸出債権に対する経営者保証からの回収率を見ると、地域銀行の6割以上が1%未満の回収率に留まっています。このことから、多くの地域銀行にとって経営者保証を求めることは、回収を前提とした保全としての役割というよりも、むしろ、経営者の規律付けのための役割ととらえているようです。
さらに、事業承継時の二重徴求については、平成30年4月より、信用保証協会では、事業承継時における二重徴求は基本的に行わない運用となっていますが、旧経営者が事業継承後も代表権や株式を保持するなど、実質的に経営権を有していることから、旧経営者の保証をなかなか解除できない状況のようです。
しかし、改正民法の施行(2020年4月)により、明確な保証徴求基準を定めることや、原則として保証を解除するなどの具体的な対応も、5割以上の地方銀行でとられつつあるようです。
中小企業にとっては、地方銀行との良好な関係の構築が、何よりも大切なことです。担保や保証に依存せずに、業績や将来性の評価によって融資がスムーズに行われるようになれば、企業にとっては飛躍のチャンスをつかむことができるかもしれません。
財務担当者は、銀行に正当に企業価値を評価してもらうためのデータを、将来に備えて用意しておくことが求められそうです。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、最新情報や具体的対応は公式情報や専門家にご確認ください。詳細はご利用規約をご覧ください。
新卒エンジニア採用施策アイデア大全
全国の社宅管理担当者約100人に聞いた!社宅管理実態レポート
郵便物の電子化による部署別 業務効率化事例
クラウド郵便の活用事例 - リモートワークだけじゃない!様々な課題に併せたクラウド郵便サービスの使い方-
Web請求書の導入にあたり費用対効果を高める方法、お伝えします!
カスタマーハラスメント(カスハラ)とは?企業が知っておくべき基礎知識
「雇用保険法改正法」が2025年4月から順次施行。改正内容と対応ポイントを解説。
NTTデータグループ、AI人財の7万人育成を達成 専門スキルとAIガバナンスの強化を両立
DAIKENが人事制度を10年ぶりに全面改定。「自律型人材」・「戦略的人財」の育成に向け、キャリアの多様化と挑戦を支援
11月の「物価高」倒産 6カ月ぶり減の62件 通年は前年超えが確実、過去最多を更新へ
オフィスステーション導入事例集
債権管理・入金消込効率化『Victory-ONE/G4』導入事例 ~自動消込照合率が91%まで上昇! 株式会社有隣堂~
工事請負契約書とは?作成時の注意点などを解説!
消費者契約法で無効にならないキャンセルポリシーの作成方法
法人税対策・実物資産投資の新たな選択肢 最新情報掲載 『日本型オペレーティングリースガイドブック』
法務業務を可視化するには? 属人化を防ぎ、組織の生産性を高める実践ステップを解説
いまさら聞けない!ストレスチェック制度⑦~実施後にやること~
AIで検知!クラウドストレージによる内部不正対策
【公認会計士の転職】完全ガイド|おすすめの転職先17選や年代別転職のポイントなど
360度評価とは?メリット・デメリットを解説
公開日 /-create_datetime-/