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人材募集・採用でLGBTフレンドリーをアピールする方法

公開日2018/05/20 更新日2018/05/18

LGBTフレンドリー企業であっても、就職活動をしているLGBTの皆さんにそのことが伝わらなければ、新規雇用の観点では進歩がなくなってしまいます。LGBTの求職者にもエントリーしてみようと思ってもらえるには、どのようにアピールすればよいのでしょうか。

LGBTが直面する就職活動の実態
2015年、NPO法人虹色ダイバーシティが国際基督教大学ジェンダー研究センターとの共同研究の一環として、LGBTに関する職場環境アンケートを行いました。
就職・転職活動において、セクシュアリティやパートナーに関連して何か困難を感じたことはありますかという質問に対し、「ある、どちらかといえばある」と答えたのが、非該当者が11%なのに対しLGBは40%、トランスジェンダーは69%に及びました。
また同調査の中で、職場にアライがいる環境下でカミングアウトしている人は62%、アライがいない環境においては14%に留まりました。

一方、LGBTマーケティングラボが2016年に行った、現役人事対象の「採用面接におけるLGBT」に関する意識調査では、約6割の人が面接時にカミングアウトしてほしいと答えています。理由の中に「自分らしく働いてほしい」というものの他に、「採用後の対応がしやすい」といったものも見受けられました。双方を考えると、アライの面接官で採用面接を行うことが望ましいと考えられます。

次ページ LGBTフレンドリーアピールの方法

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採用活動におけるLGBTフレンドリーアピールの方法
このところLGBT差別解消の動きが活発化していることもあり、企業はあらゆる面においてLGBTフレンドリーをアピールしています。
人材募集や採用に際して、どのようなアピールの方法があるでしょうか。

【LGBTイベントへの協賛、出店】
2018年に7回目を迎えた「東京RAINBOW PRIDE」は、スペシャルゲストに浜崎あゆみさんを迎え、大盛況だったようです。パレードに参加する方も年々増加していて、ブースに出店すればLGBTフレンドリー企業として大きくアピールできます。

【LGBT向け合同説明会の開催】
株式会社JobRainbowは、2017年8月にLGBTフレンドリー企業7社でLGBT向けの合同説明会を行いました。このような取組みは他にも増えてきており、ドイツ銀行グループや野村證券など金融関連企業約15社による「LGBTファイナンス」は、LGBT学生に向けた金融業界セミナーを開催したり、NPO法人ReBitはLGBT就活と銘打ち、就活Webサイトへのインタビュー掲載、説明会やイベントの開催、インターンシップの実施などサポートをしたりしています。

【自社HP内LGBT関連記事の掲載】
近年、HP内にLGBTに関するページを掲載する企業が増えています。
LGBTイベント参加の情報や、研修開催の様子、社内規定の案内、当事者インタビュー、社内アライのインタビューなどを掲載すると、LGBTにとっても心強い情報となります。

【不要な性別記入欄を廃止する】
例えば健康保険証であれば、被保険者からの申し出により、やむを得ない理由があると保険者が判断した場合、戸籍上の性別を裏面に記載することができます。他にも、マイナンバーや運転免許証など、公的機関発行のものに記載される性別について、行政でも繰り返し議論が行われています。
採用時、いくつかの書類の提出が必要ですが、中には不要な個所の性別記入欄もあるかもしれません。再度見直しを行い、戸籍上の性別記入が不要の場合は記入欄を廃止し、「その他」の選択肢も選択可能な場合は、追記するとよいでしょう。

【制服など指定品の見直し】
制服など身に着けるものの指定品がある場合、戸籍上の性別以外に、自認する性別の指定品を支給するなど、企業としての取組みがあると大きなアピールにつながります。

まずは企業に関心をもってもらえるように、幅広くLGBTフレンドリーをアピールすることが第一歩となります。
加えて、LGBTのみなさんが壁を感じることなく安心してエントリーができるよう配慮し、一人の人として採用面接に臨んでもらうことが大切です。性別ではなく人として採用する、その姿勢をしっかりと持ち、いい出会いがあるよう取組みを進めてください。

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LGBTフレンドリー企業とその取組み
LGBTフレンドリー化のために人事ができること

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