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飲食店の無断キャンセルは、度々ニュースでも取り上げられ、社会的な関心事の一つでもある。飲食店ネット予約顧客管理システムを提供する株式会社VESPERは、「飲食店の無断キャンセルに関する消費者意識調査」を実施し、その結果を公表している。
(https://tablesolution.zendesk.com/hc/article_attachments/360004949293/20180510_pressrelease_consumersurvey.pdf)
無断キャンセルをしたことがあるうちの約半数が20代(49.2%)で、その理由の多くが複数の店舗を「とりあえず予約」し、予約を取り消すのを忘れた(39.8%)というもの。次いで「予約したことをうっかり忘れていた」(35.2%)、「人気店だからとりあえず予約を入れて確保した」(34.4%)が続いている。
また、その際の予約手段は「電話予約」(59.4%)が第1位で、第2位には「グルメサイトのネット予約」(55.5%)、最も少なかったのが店へ直接訪問して予約する「来店予約」(18.0%)だった。
さて、予約キャンセルへの対応策として考えられるのがキャンセル料の徴収だが、これについては回答者の53.9%が、キャンセル料の支払いを妥当だと答えている。
モバイル端末が普及したことにより、これからの飲食店の予約手段はネットが主流となることが予想される。そのため、予約者を特定しにくくなるという問題もはらんでいるが、業界全体として、無断キャンセルが発生しにくい仕組みを作り上げることが、無断キャンセルを抑止・撲滅の鍵を握ることになりそうだ。
接待や忘・新年会、歓迎会など、社用での飲食店利用で複数の飲食店に予約を入れ比較検討することは多いが、こうした悲劇が起こらないようお店側へ配慮が不可欠なのは言うまでもない。社名を使って予約したのに無断キャンセルとなれば企業イメージにも傷がつく。
日頃からグルメサイトを使いこなす若手社員にも、うっかりダブルブッキングで当日を迎えるようなことがないよう、改めて意識づけを行うと良いかもしれない。
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