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こんなに違う!日本と諸外国の賃貸住宅事情

公開日2018/06/28 更新日2018/06/28

「海外転勤」に憧れを抱く人は多いでしょう。あらゆる業種で海外進出が見られる今、いつ誰が海外赴任を命ぜられても不思議ではありません。
そこで気になるのが、各都市の賃貸住宅の値段。家賃が高い都市、安い都市は・・・?

世界で最も家賃が高いのはシンガポール

2015年の「世界の家賃相場比較・70㎡」(アート・クラフト・サイエンス社調査)によると、世界で最も家賃が高いのはシンガポールの253,190円で、東京は150,010円で5位という結果となっています。

東京の家賃が高いということは、東京在住者なら実感していることでしょう。
とくに23区内や、山手線沿線エリアや内側の家賃は高いという印象ですが、アジアのハブ拠点として急成長を遂げ、海外企業の進出も著しいシンガポールは、それをはるかに上回っています。

ちなみに、2位にはロンドンの194,110円、3位がニューヨークの179,690円、4位に香港の170,940円と続いています。

シンガポールの住宅事情

シンガポールの住宅事情を見ていくと、富裕層が住む高層マンションのコンドミニアムと一軒家、そして政府が供給するHDB(日本の公営住宅のような集合住宅)に大別することができます。

シンガポールは持ち家率が高いため、賃貸住宅そのものが少ないことが賃貸住宅の家賃を押し上げているようです。高級コンドミニアムには、トレーニングジムやプール、テニスコートなど、設備が充実した物件も多く、そうしたことも高い家賃の要因となっているようです。

家賃高騰それぞれの理由

2位のロンドンは、街並み景観保護のために高層住宅建築の制限があるため、賃貸住宅が不足していることから、家賃が高騰しているようです。

また、3位のニューヨークですが、とくに中心部の賃貸住宅家賃の値上がりが著しく、5年前と比べると約2倍(朝日新聞デジタル2016年1/5付)という高騰ぶりです。

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「高い・安い」両方にランクインするアジア各都市

家賃が安い都市は、台北(46,690円)、ベルリン(53,830円)、上海(55,370円)、北京(55,860円)、オークランド(57,330円)となっています。アジアではシンガポール、香港、東京が家賃の高いトップ5にランクインし、台北、上海、北京が安い方にランクインしています。

目覚ましい経済成長によって不動産価格が高騰している中国ですが、賃貸住宅そのものは、各都市と比較して低いものの、今後は高騰していくことが予想されています。

その理由は、中国の独特な大家と借主の力関係です。圧倒的に大家の力が強く、日本のように借主を保護するという感覚とは違い、たとえ賃貸契約書に細かい条件などの記載があっても、家主の判断が優先されるそうです。

たとえば、居住中であっても、「もっと高額の家賃を払う」という借主が表れれば、契約期間中であろうと退去を求められることもあるといいますから、日本では想像できない賃貸事情が中国にはあるようです。

賃貸事情と国民性や文化の違いを理解

各都市の賃貸事情を見ていくと、人口や国土の広さ、住まいへの意識、そして文化や国民性などによって家賃も違うようです。

グローバルな時代となり、突然海外赴任という辞令が下されることも考えられる時代です。そんな時に慌てないためにも、世界主要都市の賃貸事情を把握しておくことが大切です。

たとえば、日本では新築や新しい物件に人気がありますが、歴史的な街並み景観を重要視している地方では、古ければ古いほど価値があるという考え方があります。

住宅内部の設備にしても、日本であれば、不具合があれば貸主が直すのが当たり前ですが、借主が自分で直さなければならないところもあります。いずれにしても、いざという時に備えて、心の準備だけはしておきましょう。

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