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現在、職務上の地位を背景としたハラスメント行為、いわゆるパワハラが原因で会社を辞めてしまうというケースが全国的に発生しています。
精神的な限界を超える前に退職を選択することは、自分の身を守るという意味では合理的な判断といえるでしょう。
しかしその場合、転職活動の際に「前職を辞めた理由」を尋ねられたら、正直に「パワハラが原因です」と答えるべきでしょうか。
それとも、他の理由を答えた方が、採用担当の印象はよいのでしょうか。
今回はパワハラで退職した際の転職理由の答え方について解説します。
厚生労働省のパワハラ対策専用サイト「あかるい職場応援団」によると、職場におけるパワハラとは「職場での優位性」を背景とし、「業務の適正な範囲」以上に、職場で働く者に精神的、身体的な苦痛を与えること、と定義づけられています。
ここでポイントとなるのは、「職場での優位性」と「業務の適正な範囲」の捉え方です。
まず「職場での優位性」については、厚生労働省の定義によれば、職務上の地位だけでなく「人間関係」の優位性も含まれるとしています。
つまり、上司や先輩によるものだけではなく、人間関係に基づく優位性を背景とした同僚や後輩、部下からの不当ないじめや嫌がらせもパワハラの概念に入るのです。
また「業務の適正な範囲」については、例えば上司による叱責が全てパワハラにあたるかというと、決してそういうわけではありません。
部下がミスをすれば上司はそのことを指摘、注意しますが、それが常識の範囲内で行われている限りは、パワハラとみなされないのが通例です。
例えば「上司が、合理的な根拠もなく能力に見合わない雑用を部下にやらせる」という場合はパワハラに該当すると考えられますが、「ミスをするたびに注意をする」というのは、業務の適正な範囲とみなされパワハラに該当しません。
ただし不当な暴言や暴力を伴う注意の場合はパワハラです。
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