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クリスマスの意味や由来、海外と日本の過ごし方の違いは?

公開日2020/12/24 更新日2020/12/25


12月に入ると、街にはクリスマスソングが流れ、ツリーやモールなどで華やかに包まれます。
例年は街並みを歩いているだけで、どこかウキウキとしてくるものですが、コロナ禍の今年は、例年とは違うクリスマスとなりそうです。
今回は、クリスマスの意味や由来、海外と日本の過ごし方の違いなどを確認しておきましょう。

クリスマスはイエス・キリストの降誕祭

クリスマスが、イエス・キリストの降誕祭であることは、誰もがご存じでしょう。でも、降誕祭を誕生日と思っている人も少なくないようです。

でも、新約聖書では、キリストは約2000年前にユダヤのベツレヘムの馬小屋で、聖母マリアから生まれたとされていますが、生まれた日の記述はありません。

では、なぜ12月25日が、イエス・キリストの降誕祭のクリスマスとして、世界中に広まっていったのでしょうか。また、いつ頃から、始まったのでしょうか。諸説あるようですが、それからひも解いていきましょう。

始まりは2世紀~4世紀頃のローマ帝国時代

有力視されているのは、2世紀~4世紀頃のローマ帝国時代に始まったという説です。当時のローマは、キリスト教が国教ではあったものの、民衆には広く定着しておらず、その頃にペルシャから太陽信仰のミトラス教が伝わってきました。

ミトラス教は、1年で最も昼間が短くなる冬至に「光の祭り」を行っていましたが、冬至を境に昼間が長くなり、太陽の力が強くなることを祝うもので、それが12月25日にあたっていたのです。

また、ローマ帝国でも農耕の儀式が12月25日前後に行われていましたが、ローマ皇帝は土着の農耕儀式と「光の祭り」を合わせて、「光(太陽)の復活はキリストの復活」として、12月25日をキリストの降誕祭に制定しました。

異なる宗教同士の対立を防ぐ目的もあったようですが、これがキリスト教を広めるきっかけになったともいわれ、この説が、クリスマス起源の有力な説とされています。

日本で最初のクリスマスは1552年

では、日本には、どのように伝わってきたのでしょうか。記録に残っている日本で最初のクリスマスは、1552年(天文21年)に山口県山口市でカトリック教会の宣教師によって行われた降誕祭のミサです。

フランシスコ・ザビエルが布教のために日本にきたのが1549年(天文18年)ですから、その時期にクリスマスも持ち込まれたものと考えられているようです。

1612年(慶長17年)にはキリスト教禁止令が発布されましたが、長崎の出島では「オランダ冬至」と名前を変えて、信者の間でクリスマスをお祝いしていたようです。そして鎖国が終わり、1873年(明治6年)には、クリスマスも解禁となりました。

クリスマスがキリスト教信者だけでなく、広く浸透していったのは、明治時代の後期のようです。

国や地域、宗教観によって違うクリスマスの楽しみ方

クリスマスといえば、クリスマスツリーやサンタクロース、プレゼント交換などのイベントがありますが、日本では宗教的な意味合いよりも、むしろイベント色の方が濃厚で、宗教とはまったく関係なく楽しんでいるようです。

もちろん欧米諸国でも、「メリークリスマス」や「ハッピークリスマス」という言葉が示すように、クリスマスは“楽しく過ごす日”とされています。

しかし、キリスト教徒にとっては、慎ましく内省する日でもあり、教会での礼拝は欠かすことはできません。また、“家族で過ごす日”として、日本のお正月のようにクリスマスシーズンに帰省するのが一般的です。

日本では、どちらかというと、“家族で過ごす日”というより、“恋人と過ごす日”という認識の方が強いのではないでしょうか。

また、クリスマスに食べるケーキも、各国で微妙に違うようです。たとえばフランスでは、丸太の形をした“ブッシュドノエル”、ドイツは“シュトーレン”、イタリアは“パネトーネ”、イギリスは“クリスマスプディング”や“ダンディーケーキ”です。

国や地域、宗教観によって、クリスマスの楽しみ方はいろいろですが、今年は、どのようなクリスマスとなるのでしょうか。

まとめ

日本でのクリスマスは、恋人など特別な人、あるいは家族との食事や、プレゼントを贈り合う、年末のイベントとして定着しているようです。今年は、家族での楽しむ人が増えるかもしれませんね。

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