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チャットGPTなど生成AIに関する話題が大いに盛り上がっているが、いまやAIを活用したサービスは、日常生活に欠かせない身近な存在となっている。では、このAIの活用が広がることを、生活者はどのように受け止めているのだろうか。
マーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティングが実施した「AIに関する調査(2023年)」*によると、AIサービスの利用率トップは「マップの道案内」(37.6%)で、「翻訳サービス」(31.2%)、「音声アシスタント」(29.3%)が続いている。
いずれもスマホアプリなどで、AIと意識することなく、日常的に利用しているサービスである。では、これらのサービスに対しての信頼度はどの程度なのだろうか。
利用率トップの「マップの道案内」が29.0%で、「翻訳サービス」が22.3%、「音声アシスタント」が21.5%と、AIが日常生活に欠かせない存在となっている割には、信頼度は2割から3割程度にとどまっている。
もっとも、高度な自然言語処理能力をもつチャットGPTのような生成AIも登場するなど、AIは目覚ましい進化を遂げている。それをあらゆる場面で活用することで、生活の利便性がさらに向上することには、誰も疑いをもたないのではないだろうか。
しかし、現段階では「信頼しすぎないようにしたい」が26.4%で最も高く、とくに60代では37.3%にものぼるなど、高齢になればなるほど、AIに対しては慎重な姿勢で受け止めていることがうかがえる。
一方、AIの活用が「人手不足解消につながりそう」と考えている割合は23.1%で、「使ってみると便利」が21.1%、「あらゆる場面で活用されていて驚く」が16.8%、「いつか人間の仕事がなくなりそうで焦る」が16.2%となっている。
いずれにしても、幅広い分野でAIが活用されていくことになるが、AIの判断にすべて任せるのではなく、生活の質を向上させるひとつのツールとして、上手に活用していく“人間の知恵”が重要になってくるのではないだろうか。
*【調査概要】
調査方法:インターネット
(クロス・マーケティング セルフ型アンケートツール「QiQUMO」使用)
調査地域:全国47都道府県
調査対象:20~69歳の男女
調査期間:2023年2月24日(金)~25日(土)
有効回答数:本調査1,100サンプル
※調査結果は、端数処理のため構成比が100%にならない場合があります
■参考サイト
Cross Marketing|AIに関する調査(2023年
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