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23年卒学生就活情報が3月1日に解禁となったことで、就職活動も本格始動となっている。しかし、コロナ禍で迎える3度目の春、就職活動にコロナはどのような影響を及ぼしているのだろうか。
採用を控える企業がある一方で、積極採用する企業もあるなど、業種や職種によって採用状況はまだら模様だが、Job総研(株式会社ライボ運営)が実施した「23年卒 就活実態調査」によると、すでに88.2%が就活を始めていることがわかった。
新卒一括採用から通年雇用へ切り替える企業もあるだけに、就活ルールそのものが形骸化しているとはいえ、情報解禁日前の昨年から、すでに就職活動は動き出していたこともわかった。
では、いつから就職活動を始めたのだろうか。
もっとも多かったのが「2021年6月より前」の39.4%で、「2021年6月~8月」が38.5%、「2021年9月~12月」が13.0%だ。つまり、ほとんどが昨年から就活を始めている、というのが23年卒の就活事情である。
就職活動が早まれば、それに伴って内定も早くなることが予想できるが、すでに内定をもらっている割合は60.1%(2022年3月時点)で、そのうち39.9%が昨年中に内定が出ていたこという。その内定数だが、最多が1社の51.1%、ついで2社が29.8%、3社が10.6%、なかには4社以上から内定をもらっている強者も8.5%いる。
昨今、人手不足が深刻なだけに、優秀な人材をいかに確保するかが企業の課題である。つまり、23年の就職戦線も、売手市場の様相を呈しているわけだ。
そんな売り手市場の23年卒者が、就職活動でもっとも重視していたのは、「給与や待遇の良さ」が7割であることも同調査で分かった。
ところで、コロナ禍ならではの就職活動といえば、対面よりもオンラインでの説明会や面接である。このオンラインでの就活を、就活生はどのように受け止めていたのかも気になるが、「賛成」「やや賛成」を合わせると、歓迎する就活生の割合は9割にものぼる。
「移動などの交通費が浮くから」(92.1%)、「同日に数社の選考を受けられる」(72.0%)が、オンライン就活歓迎の理由だ。より優秀な人材に応募してもらうためには、オンライン体制を構築しておくことも重要となりそうだ。
いずれにしても、企業側も就活生も、情報解禁日にこだわることなく、かなり前倒しで活動を始めているということだ。就活生からは「早く動いたもの勝ちだと感じる」「夏インターンが大きな役割を担っているように感じる」といった声も上がっている。
より優秀な人材を確保しようと思えば、企業側も早めに採用に向けた準備にとりかかる必要がありそうだ。
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