詳細はこちら
サービスロゴ

学ぶ

Learn

サービスロゴ

もらえる!

Present!

インフルエンザや風邪対策について解説

公開日2019/12/13 更新日2019/12/14
インフルエンザ・風邪対策について解説

秋も終盤に差し掛かると、いよいよインフルエンザ・風邪に罹りやすくなる時期が到来します。特にインフルエンザは毎年多くの人が罹患し、死者も数多く出ているので、予防対策が必須です。以下では、インフルエンザと風邪の症状の特徴とその違いは何か、予防として何をすべきなのか、について詳しく解説します。

2019/2020年シーズンのインフルエンザの特徴

インフルエンザの患者数は、毎年11月下旬~12月上旬頃から本格的に増え始めます。しかし2019/2020年シーズン(2019年9月2日~2020年8月30日)の場合、既に2019年の9月時点で患者の増加が始まっており、例年にない大きな特徴となっています。国立感染症研究所の速報データによると、9月16日~22日の全国におけるインフルエンザ患者報告数は5,716人、定点医療機関(感染症患者の報告義務がある医療機関)の患者報告数は1.16人となり、これは過去3年の同時期における報告数の約10倍に上ります。

なぜ2019年はインフルエンザの患者数が早くから増加したのかについては、異常気象や夏の日照時間の短さなどの理由が指摘されていますが、明確な説明はついてない状況です。ただ、2019/2020シーズンにおけるインフルエンザは早めの予防対策が必要なのは間違いありません。厚生労働省は11月15日、2019/2020シーズンのインフルエンザが流行期に入ったと発表しましたが、これは前シーズンよりも4週間早く、現在の統計法で調査を始めた1999年以降では2番目の早さです。

インフルエンザと風邪の症状の違い

よくインフルエンザと風邪は症状が似ているといわれます。実際、熱が出る、のどが痛む、鼻水や咳が出るといった症状は、両者ともにみられることが多いです。しかし、症状面において大きく異なる点もあります。インフルエンザと風邪の症状の特徴について、以下に示しましょう。

①インフルエンザの主な症状・・・38度以上の発熱、全身症状(頭痛、関節痛、筋肉痛など)と局所症状(のどの痛み、鼻水、咳など)の両方がみられる、急激に発症する、など。

②風邪の主な症状・・・発熱(一般的に37度以上)、局所症状がみられる、比較的ゆっくり発症する、など。

インフルエンザには全身症状と局所症状の両方がみられるのに対して、風邪にみられるのは主に局所症状です。また、風邪に比べてインフルエンザは急激に悪化しやすい傾向があります。ただ、両者の症状には似ている部分があるのは確かなので、自分で勝手に判断せず、早めに医師に診てもらうことが大事です。インフルエンザの場合は急激に症状が悪化する恐れがあるので、冬の時期に体調面で異変を感じたらすぐに医療機関に行きましょう。

インフルエンザ・風邪を予防するためのポイント

自分の身をインフルエンザ・風邪から守るには、日常生活の中で意識的に予防行動を取る必要があります。以下に予防のポイントをいくつか示しましょう。

①手洗い、うがいを確実に行う

冬の時期にインフルエンザや風邪に罹らないようにするには、まず基本となる手洗い・うがいを確実に行うのが有効です。手を洗う際は、石けんを使って手の甲や指の間、手首も丁寧に洗いましょう。爪が伸びている場合は、爪を切ってから手先もきれいに洗います。

②体の免疫力を下げない

また、インフルエンザ・風邪は体の免疫力が低下しているときに罹患しやすいです。また、免疫力が弱っていると、ウィルスに感染したときに症状が重くなる恐れがあります。そのため普段から十分な睡眠を取り、バランスのよい食事を心がけて、免疫力を高めておきましょう。

③部屋の湿度を保つ

さらに部屋の湿度を保つことも大事です。空気が乾燥すると、のどの粘膜が持つウィルスへの防御機能が低下し、インフルエンザ・風邪を発症するリスクが高まります。冬は空気が乾燥しやすいので、加湿器などを使って室内の湿度を50~60%に保つようにしましょう。

④インフルエンザの予防接種を受ける

インフルエンザ予防については、やはり予防接種が効果的です。インフルエンザワクチンを打つことで、発病の危険性を減らすだけでなく、発症時の重症化を防ぐ効果も期待できます。接種回数としては、13歳以上は1回、13歳未満の方は2回です。

⑤感染経路を認識して、感染を避ける

インフルエンザや風邪のような感染症の感染経路には、「飛沫感染」と「接触感染」の2種類があります。飛沫感染とは、感染者のくしゃみ、咳、つばといった飛沫によってウィルスが放出されて、周囲の人が罹患するという感染です。一方、接触感染とは、感染者が非感染者の粘膜(口、鼻、目)に直接触れる、もしくは「感染者がくしゃみや咳を手で押さえる」→「ウィルスが付着した手で回りの物に触れる」→「他の人がウィルスの付着した物に手で触れる」→「ウィルスが付着した手で口、鼻、目などの粘膜に触れる」という過程で生じる感染のことを指します。電車など人混みの中に行くと、飛沫感染、接触感染のリスクはどうしても高くなるので、不要不急の場合はできるだけ人の多い場所・繁華街は避けるようにしましょう。

まとめ

インフルエンザ・風邪は免疫力が弱い幼児や高齢者が罹患しやすいです。本人が予防意識を持つのはもちろんですが、周囲の人も日ごろから体調面に配慮する必要があります。

もし医療機関でインフルエンザに感染していることが分かったら、数日は職場・学校など公共の場に行かないようにし、自宅療養することが望ましいです。また、周囲の人にウィルスを移さないように、咳エチケット(マスクを必ず着用する、マスクがないときはティッシュなどで鼻や口を覆う)に配慮する、使ったティッシュはすぐにゴミ箱に捨てる、こまめに手洗いする、などの対策を行いましょう。

関連記事:インフルエンザ予防対策に有効なのは紅茶だった!

ニュースを読んでポイントGET!(公開日の翌日13時前限定で取得可能)

おすすめコンテンツ

関連ニュース

人気記事ランキング

キャリア記事ランキング

新着動画

関連情報