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バラバラな業務システムから社内データ統合へ ー今求められるポストモダンERPとはー

公開日2022/10/11 更新日2022/10/12

デジタル技術の発展により、ビジネスを取り巻く環境が激変している昨今。
多くの企業が競争力強化のため、システム導入によるデータの見える化や業務プロセスの改善を目指す中、図らずもパンデミックによるリモートワークの急速な推進が行われました。これが大きな後押しとなり、システムの導入は予想以上の速さで進んできています。

多くの企業が複数のシステムを急ピッチで導入し、業務効率化を目指すと同時に、リモートワークができる環境を作り上げました。そして時代の波に乗ってSaaS市場は活性化、サービス提供事業者も増え、多くの優れた製品が選べるようになりました。
しかしリモートワークも根付いた今、多数のSaaSを導入した結果社内のシステムがバラバラで管理がしづらい、導入時に目指していた本来的な業務効率化とは程遠い・・・などという新たな課題が出てきているのです。バラバラに導入したシステムによりデータもあちらこちらに分散し、結果データドリブンな経営とも乖離している状況がうかがえます。
会計は○○社のSaaS製品、経費精算は△△社製品、はたまた給与計算は××社製品など、読者の皆様のお勤め先でも思い当たるのではないでしょうか。
このような状況は、価格優位性や特化の機能を持つ優れたSaaSが多く登場した時代背景や、導入スピードを重視して部門ごとにクローズドに導入する、いわゆる‘’部分最適的な‘’導入を行ったことが大きな要因となっていると考えられます。

そこで、こうした従来のシステム導入による課題を解決すべく、次世代型のバックオフィスの形、ポストモダンERPをテーマとして、バックオフィス業務における企業内データ統合を考えるセミナーイベント「ポストモダンERPシンポジウム」(株式会社MS-Japan主催)が2022年9月27日に開催されました。
そもそもポストモダンERPとは何なのかから、導入方法や企業事例、バックオフィス業務への影響までを短時間でご理解いただける内容となっておりますので、ぜひご覧くださいませ。

本記事では今回配信したセミナーイベントのハイライトをご紹介します。
また、10月14日までアーカイブ配信を行っておりますので、今回のセッションを見逃してしまった方や繰り返し視聴したい方、まだ視聴申し込みを完了していない方は、こちらのURLよりご覧ください。


ポストモダンERPをの世界観を
\もっと知りたい方はこちら/



ポストモダンERPとは(登壇企業:株式会社MS-Japan)

コロナ禍におけるリモート対策の一環として、管理部門業務もクラウド化、システム化が急ピッチで進みました。多数のSaaSサービスを併用する企業が増え、多数のシステムによるデータの分散という課題が散見されています。その解決方法になる、旧来型のERPと異なる新しい考え方がポストモダンERPです。
ポストモダンERPとは、外部との連携を前提に作られているコアERPを中心に、周辺機能を外部のクラウドサービス等で柔軟に組み合わせていくという考え方のことをいいます。

本セッションでは、国内におけるSaaSを導入している企業がどのような状況で、どう感じているのか?リアルな現状がわかるユーザーアンケートと共に、多数のシステム導入によって生じている課題を解決するポストモダンERPの考え方について、株式会社MS-Japanの新旧経営管理本部長である藤江氏と山本氏が解説しました。

セッション前半では、SaaSサービス利用企業へのアンケート結果をもとに、リアルな企業の現状をご紹介。また、多数のSaaSサービスを併用する「つぎはぎ導入」によって、バックオフィス部門が直面している課題について解説しています。

セッション後半では、冒頭で紹介した課題に対し、ポストモダンERPという考え方がなぜ必要か・課題をどう解決できるのか、今後、管理部門のDX推進に必須となる考え方を徹底解説しています。

新型コロナのリモート対応により、急ピッチで進んだ管理部門システムの「つぎはぎ導入」。もちろん、製品ごとにAPIで連携できているものも多いのですが、弊害もあるようです。また、完全統合ERPでは、高い運用・アップデートコストが必要となり、事業や売り上げの規模によってはそのコストを吸収できないので、導入が難しいという問題があります。
ポストモダンERPはそうした課題を克服し、コアERPで「ヒト・モノ・カネ・情報」といった経営資源の主要部分をまとめて管理しながら、周辺に外部のクラウドサービスやオンプレミス、自社システムなどを連携し、全体最適をはかって業務設計をしていくことができます。
ERPの新しいあり方をご紹介する本セッション、管理部門の方々が押さえておきたい最新情報をご紹介しました。

ポストモダンERPを考える
~SaaS製品の「つぎはぎ導入」と統合ERPの中間に
管理部門システム連携の最適解を探す~
株式会社MS-Japaの詳細を見る

どうやって導入する?(登壇企業:株式会社マネーフォワード)

DXやペーパーレス、リモートワーク対応など、さまざまな業務改善が求められる昨今。
経理部門でも同様の課題を解決するべく、業務効率化や信頼性の担保の観点からSaaS等のクラウドサービスに乗り換る企業も増えています。しかし、実際に自社でSaaSを導入する・ERPで情報を統合・活用させていくと考えた時に、どこから手を付けたら良いか分からないという方も多いのではないでしょうか。
本セッションでは、ポストモダンERPの導入にあたり、サービスの比較検討から導入・運用までに必要な具体的な検討事項や注意ポイントについて、導入する際のイメージを持っていただけるよう、マネーフォワード社のERP本部に所属する山口氏に解説していただきました。

セッション前半では、クラウド化・ERPによる情報集約、それに伴う経理業務の改善達成前にあたる、マネーフォワード社の2019年経理部の当時の状況を紹介しています。
平均残業時間は63時間(時間/月)を超え、有給取得率は0.25(日/月)、なんと退職率は100%(2018年6月~2019年8月)。そんな状況から、同社がどのように業務改善・効率化を成功させたのか、詳しく解説しています。
また、ERP導入がうまくいかないのはなぜなのか、他社企業の失敗事例についても解説しています。

セッション後半では、失敗につながる要素のうち代表的な例をピックアップし、ERP導入時に気をつけるべきポイントやそれぞれの対応策について具体的に解説しています。
また、ポストモダンERPの導入を実現するマネーフォワードクラウドERPについて、導入実績や特徴、導入支援のサポート体制について紹介していただきました。
本セッションをご覧いただくとERPの導入方法から・運用方法まで、具体的なイメージを持っていただけます。

ポストモダンERP、どうやって導入する?
~比較から運用までの具体的な検討事項~
株式会社マネーフォワードの詳細を見る

バックオフィス業務の何が変わる? (登壇企業:株式会社オービックビジネスコンサルタント)

昨今、企業のIT投資状況は増加傾向にあり、業務効率化に向けたシステム選定をされています。しかし、部門や業務単位で採用しているため、一部分はデジタル化しているものの、業務プロセスはつながっておらず、データをうまく活用出来ていない状況に陥っています。
バックオフィスの本来あるべき姿は、形式を問わずシステムやデータをつなげることができ、効率的にデータ活用出来るような環境であることです。
本セッションでは、この環境を実現するため、クラウドERPサービスを利用することで、バックオフィス業務の何が変わるのか、効率化されるのか、奉行クラウドで実現するポストモダンERPを、オービックビジネスコンサルタント社の石倉氏に解説していただきました。

セッション前半では、SaaS市場の規模推移などのグラフを用い国内IT投資の状況を紹介、バックオフィスの抱える課題について解説しています。
現在、多くの企業はオンプレミスやクラウドの混在するシステム環境になっており、部門や業務ごとにデジタル化はできているものの、各システムが連携できておらず、業務プロセス間は人が手で繋いでいる状態です。
こうした状況から脱却するためには、バックオフィス部門に蓄積されているデータを集約し、データの活用・業務の効率化を推進するために、システム・データ形式を問わずシームレスにつながる環境の整備が必要です。

業務ごとにシステムを導入している企業には、手作業でのデータ連携をしなければならなかったり、CSV連携するためにデータを加工していたり、非効率な運用状況であるという課題があります。
セッション後半では、バックオフィスの抱える課題とその解決方法について、人事労務業務、経理業務にそれぞれフォーカスして解説していただきました。
またバックオフィスのあるべき姿を実現する「奉行VERPクラウド」の全体像を説明しています。

本セッションをご覧いただくと、今後のバックオフィス業務のあるべき姿や、奉行クラウドで実現するポストモダンERPについてご理解いただけます。

バックオフィスにイノベーションを起こす
次世代クラウドERPとは
株式会社オービックビジネスコンサルタントの詳細を見る

業務効率化を実現!『統合型』の概念とメリットとは (登壇企業:freee株式会社)

業務効率化を妨げる原因の一つとして、バラバラな業務システムの導入が挙げられます。
例えば様々なツールに同じ情報を何度も入力する転記作業は、時間がかかる上に記入モレやミスの温床にもなります。
freeeの『統合型クラウドERP』は、業務領域・データ・コミュニケーションをつなげることで、業務効率だけでなく、その先の経営状態の可視化・適切な経営アクションまで、企業をサポートしています。
本セッションでは会計SMB事業本部に所属する寺島氏に、freeeのデモンストレーションを交えながら『統合型』の概念とメリットについて解説して頂きました。

セッション前半では、バラバラな業務システムの導入をしている企業の管理部門担当者が抱える課題とその解決策について解説していただきました。
多くの企業では業務ツールの数が増えた結果、転記作業や入力回数が多くなり、業務上のミス発生の原因になっています。今この記事を読んでいる方の中にも、上述したような状況に陥っている方もいらっしゃるかもしれませんね。
では、具体的にどのようにしたら現在の課題を解決することができるのでしょうか。

セッション後半では、企業の導入事例も紹介しながら、どうすれば上記課題を解決していけるのか、統合型のメリットを徹底解説しています。またfreeeの『統合型クラウドERP』の具体的な操作画面のわかるデモンストレーションご覧いただくことができます。

一企業あたりのSaaS利用数が増えた結果、導入している業務ツールの数に比例して、転記作業にかける時間が多くなってしまいました。freeeの『統合型クラウドERP』では1つのソフトの中であらゆる業務が完結でき、社内ツールの統合が可能です。データを連携するのではなく1つにまとめることができるので、間接業務は大きく減少、バックオフィス業務の効率化が実現します。

ツールの統合で転記ミスの圧倒的削減を実現!
ERPを活用したバックオフィスの最適解とは?
freee株式会社

おわりに

いかがでしたでしょうか。
今回ご紹介したポストモダンERPシンポジウムでは、全編を通してポストモダンERPの世界観に対する理解を深めイメージを持っていただける内容となっています。
社内システムの導入をご検討の方や、バックオフィス業務の効率化をしたいと考えている皆様に、是非ご覧いただきたい内容です。
ポストモダンERPシンポジウムは、現在無料でアーカイブ配信を実施しておりますので、
この機会に、ぜひご視聴ください。

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