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2024年卒者の就活も既に始まっているが、「ミキワメ」を提供する株式会社リーディングマークが「上位校学生の希望年収や企業選びの軸についての調査*」によると、「将来的な高所得の見通し」を企業選択する際に重視していることがわかった。
ここでいう最上位校というのは、東大、慶應、早稲田、東工大、京大、阪大、神戸大、北大、東北大、名大、九大の大学生、大学院生で、いわゆる高偏差値の難関大学だ。
では、具体的にどの程度の所得を希望しているのだろうか。なんと、30歳の希望額は年収869万円である。昨年調査では23年卒者の希望年収は801万円だったので、大幅に上昇している。
諸物価高騰や賃上げ気運が高まっていることも影響しているようだが、30歳で年収800万~900万円というのは、果たして現実的な数字なのだろうか。ちなみに、国税庁の「民間給与実態統計調査」によると2021年の平均年収は443万円(30~34歳・413万円)である。
さらに、ダイヤモンド社企業情報部の「年収が高い会社ランキング2022」(従業員の平均年齢30代前半)で、30歳前後で年収800万円を超えているのは上位7位までの、限られた企業である。
もちろん、「将来的な高所得の見通し」だけで、入社する企業を選んでいるわけではない。「チャレンジ性のある仕事」「魅力的または面白い製品・サービス」「企業の強い社会的責任」など、企業の評判やイメージも、選択する際に重視していることもわかった。
人手不足が続いていることから、今年もまた売手市場となり、優秀な人材の獲得競争は激化することになりそうだ。だからといって24年卒者が希望する年収額を提示できる企業ばかりではない。
いかにして、企業の魅力と将来への可能性、そして入社後のキャリアが描ける環境を整えることも、就活生へのアピールにつながるのではないだろうか。
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*■「2024年卒上位校学生就活調査」調査概要
(24卒データ)
1.調査対象 : 対象学生:
2024年卒予定の、東京大学・慶應義塾大学・早稲田大学・東京工業大学・京都大学・大阪大学・神戸大学・北海道大学・東北大学・名古屋大学・九州大学の大学生、大学院生
2.調査時期 : 2022年11月
3.調査方法 :
・弊社主催の合同説明会でのWEBアンケートにより回収
4.有効回答 : 928名
(23卒データ)
1.調査対象 : 対象学生:
2023年卒予定の、東京大学・慶應義塾大学・早稲田大学・東京工業大学・京都大学・大阪大学・神戸大学・北海道大学・東北大学・名古屋大学・九州大学の大学生、大学院生
2.調査時期 : 2021年11月
3.調査方法 :
・弊社主催の合同説明会でのWEBアンケートにより回収
4.有効回答 : 612名
■参考サイト
PR TIMES|ミキワメ「東大など旧帝早慶大学の24卒就活生の希望年収や企業選びの軸についての調査結果」を発表。昨年同時期と比べ希望年収平均が増加。
国税庁|令和3年分 民間給与実態統計調査
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