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総務・人事必見!新入社員の長所を生かす“接し方”とは?

公開日2023/04/01 更新日2023/03/31


いよいよ4月。新入社員が仲間入りする季節です。総務や人事として働く人は採用活動期間から彼らと接してきているため、新入社員にはより強い思い入れがあるのではないでしょうか。


一方で、世代間の感覚の違いから、彼らと接する際に戸惑いを感じることがあるかもしれません。本記事では総務や人事担当者をはじめ、企業で働く皆さんに新入社員への接し方についてお話します。


若い世代の傾向を知って良い関係を作ろう

若い新入社員と年齢が離れていると、世代間ギャップを実感しがちです。自分とは異なる考え方や行動をする若者を目の当たりにして、つい「最近の若者は…!」とため息をつきたくなることもあるでしょう。しかし、最初から彼らを理解することを“放棄”すると、お互いの関係性は平行線を保ったままに。


若い世代の傾向や考え方を知っておく=理解することは、上司や先輩として指導するうえで役に立ちます。自分たちの考え方とは違うと認識して歩み寄りながら接すると、相手も心を開いてくれるでしょう。


しかし「最近の若者は貪欲さが足りない」「メンタルが弱い」などと悪い面ばかりに目がいってしまうと、彼らの“良さ”を伸ばすきっかけを失います。何より、新入社員への悪いイメージが自身の接し方にそのまま表れてしまい、コミュニケーションをとりづらくなるのです。


短所と長所は表裏一体。短所に見えることは、裏返すと長所になる可能性があります。ここでは若い世代の傾向を、短所→長所に見方を変えられるポイントとしてあげてみました。



指示されたことやマニュアルどおりにしか行動しない
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求められていることはきちんとこなす

「最近の新入社員は指示待ち人間が多い」「若者はマニュアルどおりにしか動けない」そのような声を時おり聞くことがあります。しかし、本当に“最近の”でしょうか? 例えば、自身が新入社員時代にどうだったかを思い返すと、もしかしたら「今どきの若者と大差ないな」と思う人が多いかもしれません。 


そもそも、ほとんどの新入社員は社会での経験値がまだ低いため、入社したばかりの会社で最初から積極的に動ける人は少数派です。一方で、近年の若い世代はインターンシップを経験してごく基本的なことは学んでいるため、上司から求められた仕事はそつなくこなせる基礎能力があります。


一般的には、指示された業務だけする=仕事ができない人、というレッテルを貼られがち。しかし、入社したばかりの状態では「勝手に行動して、上司や先輩に迷惑をかけないように」と、指示を待っている可能性もあります。


「仕事ができない」と即断するのではなく、一緒に働きながら仕事の進め方や動き方をアドバイスするとよいでしょう。



よりラクな方を選ぶ
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効率性を重視する

若い世代は「時間や手間をかけて作業する」ことを避ける=ラクな方を選びがちです。時間対効果を意味する言葉「タイパ(タイムパフォーマンス)」がZ世代を中心に流行したように、時間をかけずに効率を求めます。


残業や会議、資料作り、出張、そもそもオフィスへの出勤も、彼らにしてみれば非効率的に見えることも。これらが当たり前だった上の世代とは、時間や手間のかけ方の感覚に差があります。


だからこそ、上の世代は自分たちの価値観を押し付けず、若い世代の考えも踏まえて職場環境を改善していくことが望ましいのです。若い世代が長く活躍しやすいように、新しい考え方や価値観は無視せず受け止めてみましょう。



チャレンジ精神が旺盛ではない
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ムダなリスクを犯さない

特に、中高年以上の人は「積極的に挑戦して、ビジネスチャンスを得るべき」と考えます。「失敗から学ぶ」と前向きに考えるのも、この世代です。しかし、若い世代は失敗を回避するためにリスクが高い挑戦はしない傾向があります。これは、物心ついた時から不景気で不安定な時代を過ごし、安定志向が上の世代より高いことが理由のひとつです。言い換えれば、思考が現実的で冷静であるのです。



競争心があまりない
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相手を負かすより、自分磨きの方が興味ある

40~50代の人々の多くは“競争”しながら生きてきました。受験戦争や就職氷河期での就職活動で、常に周りと競ってきたのです。そのため、社会人になっても同期や先輩後輩と競争し、より上位を目指してきました。


しかし、20~30代のミレニアル世代以降は、周りと競争するより、自身のスキルアップに意欲を持っていると言われています。向上心は高いので、ぜひ個々の実力を認めて伸ばすような指導をしてあげましょう。



異世代との付き合いに消極的
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自分の気持ちや時間を大切にする

必要のない残業や休日出勤、行きたくない飲み会は、若い世代にとってムダそのもの。上司の誘いも気が乗らなければ断ります。そのため、上の世代には「協調性がない」と見えがちですが、若者は自分にとって大切なものは何かを知っていると言えます。


以上が、若い世代の傾向です。


新入社員の長所を生かす“接し方”ポイント

前項で若い世代の傾向をあげましたが、上司や先輩として接する際に気を付けなければならないことがあります。それは、若者たちの多様性を認めることです。 “今どきの子”とひとくくりにせず、ひとり一人の個性や長所・短所を見てあげましょう。そのうえで、以下を意識して接してみてください。


上の世代から歩み寄り、威圧的に接しない

社会人生活にまだ慣れていない新入社員は、たとえ上司や先輩に尋ねたいことがあっても、タイミングがわからずに自ら声をかけられないことが多々あります。最初のうちは上の世代が積極的に声をかけてあげましょう。


その際、威圧的に接しないことと、プライベートのことには深く踏み込まないこと。新入社員が萎縮せずに話せる雰囲気をつくれば、コミュニケーションはとりやすくなります。また、自分の生活を大切にする若い世代だからこそ、彼らから話さない限り、プライベートには無理やり踏み込まないように。


仕事は“命令”ではなく“共有”し、上の世代がサポート役を務める

新入社員に仕事を頼むとき、“命令”になっていませんか? 仕事を「与える」という感覚ではなく、「共有」することを心がけてみましょう。


また、上の世代が新入社員にサポートさせるのではなく、新入社員が主体的に動けるように、上の世代がサポートしてあげましょう。業務プロセスを共有し、部下の意見を聞き、彼らが自ら考えて動ける環境にすれば、働くことに前向きな気持ちを持てるはずです。


いかがでしょうか? 世代が異なれば、考え方や価値観も当然違います。それを「理解できない」と突き放すのではなく、受け入れるように努めてみてください。まずは、新入社員に最も近い存在である総務や人事の皆さんが、率先して新入社員をサポートしながら温かく接してみましょう。


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