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株式会社ニューロスペースが「睡眠負債」の実態を調査

公開日2022/10/05 更新日2022/10/06

睡眠不足が続くと、作業能率や注意力の低下などにより、人為的なミスの危険性が高まります。
また、心身の不調につながることもありますから、ビジネスパーソンにとって重要となるのが質の良い睡眠をとることですが、睡眠不足が蓄積する“睡眠負債”という問題も浮上しています。

睡眠負債とは?

「睡眠負債」とは、スタンフォード大学のWilliam C. Dement 教授による「睡眠不足が借金のように積み重なり、心身に悪影響を及ぼすおそれのある状態」を指す言葉です。

“負債”という言葉には、できれば近づきたくないと思うのが普通ですが、朝方までインターネットやゲームなどに興じるなど、夜型生活の増加によって、睡眠負債という借金を抱えやすいライフスタイルとなっている人も多いのではないでしょうか。

しかし、寝不足が要因のトラックや鉄道での事故が世界各地で発生しています。また、うつ病や生活習慣病の悪化など、睡眠の良し悪しが心身へ及ぼす影響の大きさを、多くの医療関係者が指摘しています。

つまり、睡眠負債の問題には、ビジネスパーソン個人だけではなく、会社全体で取り組む必要があるわけですが、そのためには、現代のビジネスパーソンが抱える睡眠の課題や、睡眠不足による業務への影響について把握することが大切です。

約6割が睡眠時間に不満

ビジネスパーソンの睡眠の実態を把握するうえで参考になるのが、法人向け睡眠サービスを提供する株式会社ニューロスペースが実施した「睡眠の課題や日中の支障の状態、睡眠に影響する要因に関する実態調査」*の結果です。

調査によると、睡眠時間に不満を抱えているのは全世代の平均が65%で、20~24歳の若手社員でも61%の人が現在の睡眠に満足していないことがわかりました。

では、睡眠についてどのような悩みを抱えているのかをみていくと、20代は「朝起きるのがつらい」、30~40代は「寝ても疲れがとれない」、50代は「途中で目が覚める」が一番の悩みとなっているようです。

成人に必要な1日の睡眠時間は6.5時間半~7.5時間

では、朝起きるのがつらくない、寝ると疲れがとれる、朝までグッスリ眠るためには、どうすればいいのでしょうか。

真っ先に思い浮かぶのは十分な睡眠時間をとることです。成人は1日6時間半から7時間半の睡眠時間が必要とされています。しかし、厚生労働省の「国民健康・栄養調査」によると、睡眠時間6時間未満が約4割で、働き盛りの40代では約半数が6時間未満の睡眠時間となっています。

睡眠時間については個人差も年齢差もありますから、一概に何時間寝ればOKというものではありませんが、必要とされる睡眠時間に届いていない期間が長くなればなるほど、睡眠負債が溜まっている可能性が高いのかもしれません。

半数が睡眠不足の影響を実感

問題は、睡眠不足が日常の業務にどのような影響を与えているのか、ということです。睡眠の影響で日中の活動に支障がでていると感じている割合は49.3%と、ほぼ半数を占めています。

また、睡眠満足度が低くなるほど、日中の活動に支障があると感じる割合が高くなり、モチベーションが下がる傾向がみられます。しかも、睡眠満足度が低い人ほど、良い眠りのために必要な生活習慣の実施率が低いこともわかりました。

1日が終わり、健やかな眠りにつき、精神的・肉体的疲労をとりのぞければいいのですが、残業や休日出勤、シフトワーク、さらに帰宅してからのゲームなど、日常は睡眠負債につながる要素に囲まれています。

まとめ

睡眠不足はどんどん蓄積され、やがて睡眠負債となって会社の生産性や働く人の心身に支障をきたすというのですから、そのまま放置しておくわけにはいかないでしょう。

ほぼ人生の3分の1を睡眠時間に充てるわけですから、企業も個人も、睡眠の重要性についてもっと目を向ける必要があるのではないでしょうか。

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