「Office 2010での作業効率化」新機能を使いこなし、手間をかけずに表現力の高い資料をつくる

公開日2018/09/06 更新日2018/09/06

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Office 2010では、各Office製品に共通する強力な新機能が数多く搭載された。また、各Office製品にも便利な新機能がいくつか追加されている。今回はOffice 2010共通の新機能、およびExcel 2010の新機能で代表的なものを紹介する。

素早くデザインを確認できる「ライブプレビュー」

Office 2010の各製品では、図形のスタイルや文字の効果など、書式やデザインの機能が大幅に強化され、表現力が高くなった。それらを使いこなす上で重要となる機能が「ライブプレビュー」だ。各製品に共通する機能であり、Office 2007から搭載された。

目的のオブジェクトを選択した状態で、設定したいスタイルなどのアイコンにマウスポインターを重ねるだけで、適用結果がリアルタイムでプレビューされる。例えば、グラフの系列を選択し、［図形の塗りつぶし］の色にマウスポインターを重ねると、その色が適用された系列が表示される（図1）。マウスポインターを別の色に移動すれば、その色がプレビューされ、クリックされるまで適用されない。

デザイン作業でスタイルを設定する際、実際に適用してみないとそのスタイルが適切かどうか分からない。Office 2003ではスタイルを確認したい場合、適用するたびにあまりよい出来ではないと別のスタイルに変更するといった手順を繰り返さなければならず、大変手間がかかった。ライブプレビュー機能を使えば、適用しなくとも適用後のデザインを素早く確認できるため、デザイン作業を大幅に効率化して、表現力の高い資料をつくることができる。