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夏バテ対策のポイントをご紹介

公開日2020/08/10 更新日2020/08/11

夏バテは医学の領域における正式名称ではなく、高温で湿度の高い日本の夏の暑さによって、体調を崩してしまうことの総称です。

ずっと疲れが取れない、食欲不振が続く、夜に眠れないなどが、典型的な症状といえます。このような夏バテを防ぎ、元気なまま秋を迎えるには、生活上どのような点に注意すべきでしょうか。

そこで今回は、効果的な夏バテ対策についてご紹介しましょう。

夏バテを予防するための食事

暑い日々が続くと、冷たいものがどうしても欲しくなります。そのため、普段の食事でも、冷やしそうめんや冷やしうどん、ざるそば、冷やし中華などを口にしがちです。

しかし、こうした麺類ばかりを食べていると、必要な栄養を十分に摂取することができません。麺類は炭水化物こそ多いですが、ビタミンやタンパク質がほとんど含まれていないため、それだけを食べ続けると栄養が不足し、夏バテにつながる恐れがあります。

そのため、食事は麺類だけで終わらせるのではなく、タンパク質を摂れる肉、魚、大豆、ビタミンやミネラルを摂れる野菜や果物類を必ず一緒に食べるようにしましょう。

タンパク質については、疲労回復につながるビタミンB群も併せ持つ食材を食べるのがおすすめです。例えば豚肉やうなぎ、レバー、うなぎ、まぐろ、かつお、大豆製品、にんにくなどは、タンパク質とビタミンB群を同時に摂取できる食材として知られています。また、旬の夏野菜でもあるかぼちゃ、ピーマンなどは、ビタミンやカロテン、カリウムなどのミネラルを多く含む食材です。

夏を乗り切るため、麺類に加えてこれら夏バテを防ぐ栄養素を持つ食べ物を、普段の食事に積極的に取り入れましょう。

冷たいものを取りすぎると胃腸が弱まる

夏というと、気を付けたいのが水分不足です。水分が不足すると体温が上昇して脱水状態となり、熱中症になる危険性があるので、水分補給はきちんと行う必要があります。

しかしだからといって、冷たい飲み物やアイスクリームを大量に摂取し続けるのは危険です。外気の暑さに反して体内が冷え切ってしまい、食欲不振や下痢などの症状が出る場合があります。

そのため水分補給をする際は、冷たいものを一気に体内に入れるということはできるだけ避けましょう。ほどほどに冷えた飲み物を、こまめに少しずつ摂取すれば、胃腸が極度に冷えることを避けやすいです。もし夏場に下痢が続き、夏バテ気味だと感じる場合は、水分補給と称して極度に冷えた飲み物をゴクゴクと大量に飲んでいないか、自分の生活をチェックしましょう。

冷房に当たりすぎると体への負担が大きくなる

また、夏場は水分補給に加えて、室内の温度が高温になりすぎないように注意することも大事です。風通しの悪い建物・部屋の場合、何もしないでいるとどんどん室内の気温と湿度が上昇していきます。室内で大量の汗をかき続け、そのまま熱中症になるというケースも多いので、適宜クーラーをつけるなどの対策が必要です。

しかし冷房は、必要以上に温度を低く設定し、長時間冷たい風に当たり続けると体調不良を引き起こします。エアコンは夏を乗り越えるために欠かせないアイテムですが、過度に「冷たさ」を追求するのは危険です。

人間の体には交感神経と副交感神経の2種類があり、気温が高いときは副交感神経が優位となって発汗や血管の拡張などが起こって体温を発散させます。逆に気温が低いときは、交感神経が優位となり、血管を収縮させて体温の低下を防ぐのです。

夏場に高温の室外、クーラーで冷え切った屋内を行き来すると、2つの神経が入れ替わり活発となって、血管の拡張と収縮が頻繁に起こってしまいます。こうした状況が続くと、次第に自律神経のバランスが崩れるようになり、血行不良やだるさ、疲れを引き起こし、いわゆる夏バテの状態に陥りやすくなるのです。

エアコンにより夏バテなるのを防ぐためには、エアコンの温度設定を下げすぎないようにし、環境省推奨の「28℃」程度に留めておくのが望ましいといえます。

もちろん、28℃でも汗が流れ落ちるという場合は、無理をせずにそれよりも低くしてもよいでしょう。しかし、上に何かを羽織らないといけないほど寒さを感じる場合は、夏バテにつながる寒さと思って、設定温度を上げるのが望ましいです。

睡眠時間を確保して夏バテを防ぐ

夏場は熱帯夜が続くため、夜に熟睡できないという方もいるでしょう。睡眠はしっかり取らないと体調不良の原因となり、夏バテにつながります。

快眠をするには、環境を整えることが大事です。夜中に暑すぎて眠れない場合は、エアコンと扇風機をうまく使いながら、温度・湿度を下げる工夫をしましょう。エアコンを使う場合は、タイマーを2~3時間にしておくとこの時間内にぐっすりと眠ることができ、翌朝の目覚めを良好にします。

また、夏場の間は、通気性がよく、熱を逃がしやすい寝具を使うこともおすすめです。最近では、手触りのよい接触冷感素材の寝具もあります。上に掛けるふとんも、タオルケットだけでなく天然素材の麻を使った風通しのよい肌掛け布団などもあるので、利用を検討してみるとよいかもしれません。

まとめ

夏バテを予防するには、栄養バランスのとれた食事と十分な睡眠が最も重要です。暑いからといって、冷やしそうめんや冷やし中華などばかり食べていると、栄養バランスに偏りが生じ、夏バテを引き起こします。また、夜中に暑苦しくて眠れない場合は、快適な寝具を活用するというのも一つの方法です。

夏場の熱中症対策には、水分補給のための飲み物とエアコンの利用が欠かせないといえます。しかし、水分補給と称して冷たい飲み物を大量に飲み続ける、エアコンの設定温度を低くしすぎる、といった行為を繰り返すと、体調不良をもたらし、夏バテの原因ともなるため注意が必要です。

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