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【人事必見!】 VUCAの時代に必要な「レジリエンスが高い人材」とは?

公開日2021/12/01 更新日2021/12/02

現代社会は「VUCA(ブーカ)の時代」と言われてます。“VUCA”とは、「Volatility(変動性)」「Uncertainty(不確実性)」「Complexity(複雑性)」「Ambiguity(曖昧性)」という4つの英単語の頭文字を合わせた造語で、ビジネス環境から個人まであらゆるものを取り巻く環境が変化し、将来の予測が困難な状態を意味します。

「VUCAの時代」は想定外の出来事が起きやすく、適応能力が問われます。例えば、国の政治による変化や、新型コロナウイルス感染症の流行、自然災害など、突然の出来事で情勢が大きく変わり、ときに困難に陥ることを私たちはこれまで経験してきました。

ビジネス界において、このような時代に求められているもの、それは「レジリエンス」です。本記事では「レジリエンス」の基本をお伝えします。

レジリエンスとは?

「レジリエンス(resilience)」は「回復力」「復元力」「弾力」という意味を持つ英単語です。もともとは工学や物理学の世界で使われていた言葉で、物体の弾性を意味します。さらに現代では、心の回復力やストレスなどの刺激に対する“柔軟性”を表す言葉として使われるようになりました。具体的には「困難に対してうまく対応できる適応力」「逆境やストレスにさらされても諦めずに状況を受け入れ、ときに跳ね返したりスルーしたりする緩衝力」「逆境から目標達成のために再起する回復力」です。

前述のとおり、現代は「VUCAの時代」で、将来の予測が難しい状態です。ビジネス面でも、政治や経済、災害などで厳しい状況に陥ることはどの企業にも起こり得ます。また、個人レベルでも、業務上の問題や業績低下、会社の経営悪化、働く環境の変化や人間関係のトラブルなど、“逆境”は誰にでも訪れる可能性があります。そのようなときにレジリエンスが高い人は、厳しい状況や逆境を乗り越えられる強さとしなやかさがあります。

レジリエンスが高い人と低い人の違いは?

レジリエンスには個人差があります。同じ困難がそれぞれ別の人に起きたとき、ピンチを“チャンス”ととらえて前向きに乗り切ろうとする人もいれば、ダメージとして受けて諦めてしまう人もいます。以下は、レジリエンスの高い人と低い人のそれぞれの特徴です。

レジリエンスが高い人
レジリエンスが低い人
・考え方が多様で柔軟性がある
・チャレンジ精神がある
・自尊感情が高い
・気持ちの切り替えが上手
・前向きで楽観的
・考え方の柔軟性が乏しい
・何事もすぐ諦めがち
・自尊感情が低く、ネガティブ思考
・気持ちの切り替えが苦手
・悲観的で一喜一憂しやすい


レジリエンスが高い人は、仕事上で逆境になっても柔軟な考えで臨み、早い段階で回復できる“強さ”があります。一方、レジリエンスが低い人は逆境をうまく乗り越えられず、回復に時間がかかったり諦めてしまったりするのです。

企業に必要な“レジリエンスが高い人材”

企業が「VUCAの時代」で生き残り、発展していくためには、レジリエンスが高い人材が不可欠です。それは、これから採用する人材だけでなく、在籍中の従業員たちに対しても当てはまります。

新卒や中途採用においてどの企業でも課題となっているのが、早期離職の防止でしょう。せっかく採用し、研修や日々の業務で育成した若手などの人材が、3年以内に退職してしまうことは、企業にとって大きな損失です。新人や若手は経験が浅い分、業務上の失敗や困難に慣れていないため、一度のダメージで大きく傷ついて退職してしまう人が少なくありません。失敗や困難に直面しても挫折せず、逆境をうまく乗り越えるためには、レジリエンスの高さが必要なのです。

また、すでに在籍している従業員、なかでもリーダーの立場にいる人にもレジリエンスの高さが求められます。リーダーは業務の目標達成やチームのとりまとめ、社内外の人々とのやり取りなど、多くの役割を果たさなければならず、常に大きなストレスを抱えている状態です。そのようなときでもプレッシャーに打ち勝ち、前向きに取り組むためには、「自分ならできる」という自信と挑戦し続ける強さが欠かせません。

そのため人事担当者は、採用時の面接などで応募者のレジリエンスの高さを見極めることはもちろん、採用後の研修や日々の業務のなかでも、レジリエンスを鍛える育成をするべきでしょう。

レジリエンスを高める方法は?

レジリエンスを高める方法はいくつかありますが、代表的なものは以下の3つです。

【1】自尊感情を高める

「自尊感情」とは、自分自身を価値ある存在としてとらえること。それにはまず、ありのままの自分を受け入れ、そのうえで自分の長所や強みをしっかり意識することが有効的です。長所や強みを把握して生かせれば、活躍できる場が広がります。

【2】前向きな気持ちと自信を持つ

「自分ならできる」という自信を持ち、物事を前向きにとらえられる人は、仕事をはじめ各種取り組みへの達成率が上がりやすくなります。成功体験を積み重ねれば、さらなる自信へとつながるのです。

【3】感情をコントロールできるようにする

逆境や困難にあったとき、あなたはマイナスの感情になりやすくなっていませんか? 「もうダメだ」と思いがちな人は、たとえそこにチャンスがあっても気付くことができません。物事は受け止め方次第で、プラスに転じることもできます。思考パターンを否定的なものから肯定的なものに変え、自分の感情をコントロールできるようになれば、前向きに行動できます。

いかがでしょうか?

将来の予測が困難な現代、新たな人材やすでにいる従業員たちにレジリエンスの高さを求めることが、今の企業には必要です。人事担当者やチームのリーダーを務める人はぜひ、参考にしてみてください。

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