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花粉症のシーズンとなり、西日本や関東、東海地方の今年の花粉飛散量は、昨年よりも多くなると予想されています。スギ花粉は2月下旬から3月初旬がピークとなり、その後にはヒノキ花粉がピークを迎えます。花粉症に悩まされている人は、どのように対処すればいいのでしょうか。
ウェザーニュースが、花粉観測機「ボールンロボ」で検出した花粉数などから、最新の花粉状況を公開しています。西日本や関東、東海地方の2023年の花粉飛散量は、昨年よりも多くなると予想され、大量に飛散する地域もあるようです。
昨年より2~3倍以上と、大量に飛散する地域もあるようです。コロナ感染予防のマスク着用は本人の判断に委ねられることになりそうですが、花粉シーズンが終わるまでは、マスクを外したくても、外せない状況が続くかもしれません。
スギ花粉は3月後半にピークを越える見込みで、3月下旬から4月中旬にかけてはヒノキ花粉の飛散がピークを迎えることになります。気温の高い日が続くと、ピークが早まる可能性もあるため、花粉症の人は早めに対策をしておくようにしましょう。
花粉シーズンになると、花粉に敏感な人はさまざまな症状に悩まされます。株式会社ユーグレナが実施した「花粉の時期の症状として最もつらいと感じる症状の調査*」で1位となったのは「鼻水・鼻づまり」です。
*調査概要
調査対象:全国の20代~60代の男女526人
調査手法:インターネット調査
調査実施:2023年1月
2位が「目のかゆみ」、3位が「くしゃみ」で、「皮膚のかぶれ・かゆみ」、「鼻周りが乾燥する・赤くなる」が続いています。
花粉症は、スギやヒノキなどの花粉が鼻腔内や目の粘膜に付着し、それが体内に入ると異物を排除しようと、体内の抗体が過剰に反応します。つまり、免疫反応によるアレルギー症状です。
したがって、花粉から身を守るためには、まず、花粉を体内に入れないことです。そして、抗体が過剰に反応しないように、日ごろから免疫のバランスを整えておかなければなりません。
花粉を体内になるべく取り込まないように、外出時はマスクを着用し、室内に入る前は上着から花粉を払う、手洗い・うがいなどで、ある程度は予防することもできます。しかし、免疫バランスはどのように整えればいいのでしょうか。
その一部を紹介すると、免疫バランスを整えるためには、タンパク質や脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラル、食物繊維の6種類の身体に必要な栄養素をバランスよく摂取することです。
また、善玉菌を多く含む発酵食品も、腸内環境を整えるとされていますから、食物繊維と一緒に摂取することを心がけましょう。
一方、花粉症のシーズンに控えた方がいいのは、パンやパスタ、ピザ、うどんなど小麦由来の食品です。グルテンを多く含む小麦や大麦、ライムギなどを過剰に摂取すると、リーキーガット症候群を引き起こしやすくなります。
花粉症対策としては、グルテンフリーの食品をできるだけ多く摂取し、小麦由来食品は極力摂取を避けて免疫バランスを整えることも必要かもしれません。
これから花粉症の方にとってはとてもつらい季節です。本格的に始まる花粉シーズンを少しでも快適に過ごせるよう、なるべく体内に花粉を取り込まないよう対策をしたり、栄養バランスのよい食事を心がけたりしてみてはいかがでしょうか。
■参考サイト
PR TIMES|花粉症シーズン到来…かゆみやだるさ、少しでも軽減したい!医師が解説する、「内側からの花粉対策」と「外側からの花粉対策」の正解
ウェザーニュース|【花粉】全国のシーズン状況 2023年春
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