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中国新興カフェチェーンは不正会計が明るみに出て、一時は経営破綻の危機を迎えた。そこから奇跡的な業績回復を果たした裏には、どのような戦略があったのだろうか。
2017年に創業したそのカフェチェーンは、2018年に北京に第一号店を構えてから、わずかな期間で急成長を果たした。商業ビルなどに、客席数席程度のミニ店舗を展開する戦略がヒットして、2019年5月にはアメリカのナスダックに上場するなど、中国でもまれに見るほどの成功をおさめた。
ところが2020年4月、2019年におよそ22億元(当時約339億円)の売上を水増ししていたことが発覚した。6月にはナスダックの上場廃止に追い込まれ、株主や投資家から複数の訴訟を起こされた。この時点では、経営破綻は時間の問題だっただろう。
破綻の危機を救ったのは、総入れ替えとなった新経営陣による積極的な戦略だった。2021年から2022年末までの1年間で、店舗数を36%以上増やし、総店舗数は8,214店まで拡大した。債務処理も順調に進み、2022年通期の売上高は132億9,300万元(約2,630億円)にまで回復している。
奇跡の復活を支えたのは、崩壊寸前の経営状況の中で、あえて拡大路線に踏み切った経営戦略であった。いまでは、中国最大のカフェチェーンとなっている。
経営が危機的状況に陥ったとき、規模を縮小するのではなく逆に規模を拡大する。我々は普段から最適解を選択しようとしているが、時にはあえていばらの道を進む決断も必要であると再認識できる事例だろう。死中に活を求めるのであれば、最適解とは真逆の戦略も検討するべきなのかもしれない。
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