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多くの会社では今、オフィスなどで新入社員の初々しい姿を見ることができ、かつての自分を思い出している人も少なからずいるだろう。「もし、新卒に戻れたら…」と想像して、会社や仕事にさまざまな思いを抱いているかもしれない。
株式会社キャリアデザインセンター(本社:東京都港区、代表取締役社長兼会長:多田 弘實氏)が運営する女性向け転職サイト「女の転職type」では、女性725名を対象に、もし新卒に戻れるならどのような会社や仕事を選ぶかなどを尋ねるアンケートを実施した。本記事でその調査結果の一部をご紹介する。
<調査概要>
調査名:第47回「新卒に戻れるなら」/データで知る「女性と仕事」
調査期間:2022年2月21日~3月7日
調査方法:インターネット調査
調査対象および有効回答数:「女の転職type」会員725名
<結果概要> ・若い年代ほど「第一希望の会社に入れた」。 |
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最初の質問では、新卒時に希望の会社に入れたかを尋ねた。最多回答は「とくに希望はなく受かった会社に入った」(28.6%)、次いで「第一希望に入れた」(24.8%)、「第二~第三希望に入れた」(7.5%)だった。希望する会社に入れた人(第一希望以下)は54.4%、「希望する会社に入れず受かった会社に入った」は17.0%となり、希望が叶った人の方が約3倍多かった。
次の質問では、新卒時に配属された職種を聞いた。1位は「サービス・販売職」(35.2%)、2位は「事務・経理・人事系」(27.2%)、3位は「営業系」(9.7%)だった。
また、配属されたその職種が希望する職種だったか聞いたところ、最多は「希望していた」(51.3%)で、ほかは「当時、とくに希望はなかった」(33.1%)、「希望していなかった」(15.6%)だった。半数以上の人々が、希望どおりの職種に就けたようだ。
では、もし新卒時に戻れるなら、当時入社した会社にもう一度入りたいと思っている人はどの程度いるだろうか。この質問では、なんと「まったくそう思わない」が最も多く38.6%という結果に。以下、「どちらとも言えない」(20.4%)、「あまりそう思わない」(18.6%)と続いた。全体でみると“入りたい派”は22.3%で、“入りたくない派”は57.2%と、後者が約6割を占め、圧倒的に多かった。前述の希望していた会社や職種に関する質問では、約半数以上の人が希望どおりに就けたと答えていたが、新卒時に戻れるなら「違う会社に入りたい」人が多いという驚きの結果となった。
ちなみに年代別に見ると、新卒時の会社にもう一度入りたい派の割合は、30代が24.5%、40代が22.4%と20%以上あるのに対し、20代は18.6%のみ。入りたくない派の割合は20代が最も高く、62.9%だった。最初の質問(希望の会社に入れたか?)では、他の年代と比べて20代は希望の会社に入れた割合が多かったが、新卒時に戻れるなら「違う会社に入りたい」人が多かったのは、残念な結果と言えるだろう。
では、みんなは会社を選ぶ際にどのようなことを大切にしていたのだろうか。新卒時の会社選びで重視していたポイントについて質問した(複数回答あり、上位3つまで選択可)。結果は1位「仕事内容」(54.3%)、2位「勤務地」(40.7%)、3位「給与」(29.9%)だった。
これが社会人を経験した現在、もし新卒時に戻れるなら何を重視するかを聞いたところ「給与」が58.8%で最多に。次いで「仕事内容」(52.3%)、3位「成長できる環境」(29.9%)となった(複数回答あり、上位3つまで選択可)。
職種については「もし新卒に戻れるなら、どんな職種に就きたいか」(複数回答あり)という質問で首位になったのが「事務・経理・人事系」(48.8%)! 2位は「企画・マーケティング職」(34.3%)、3位は「クリエイティブ系」(31.0%)だった。
この質問で選んだ職種について理由を尋ねたところ、最多は「長く働き続けられる」(51.0%)、2位「専門スキルが身につく」(50.9%)、3位「自分の性格に合っている」(50.1%)という結果だった(複数回答あり)。一度社会人になり、自分の向き不向きがわかったうえで、長期的なキャリア形成ができる職種を望んでいると言える。
新卒時に入社した会社がその後のキャリアに影響するかどうかを尋ねた質問では「やや影響がある」(36.3%)がトップになった。「とても影響がある」と合わせると6割以上の人が影響があると感じている。
以上が「新卒に戻れるならどんな会社や仕事を選ぶか」の結果の一部である。
なお、本調査の詳細は「女の転職type」の公式サイトで公表しているので、興味がある人はぜひチェックしてみよう。
出典:女の転職type
/news/detail/5618/?url=https%3A%2F%2Fwoman-type.jp%2Facademia%2Fnewsrelease%2F2022y%2Fpost-83%2F
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