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Googleの「マルチ検索」が70の言語に対応

公開日2022/10/16 更新日2022/10/17

グーグルの新たな検索機能「マルチ検索」が、日本語を含む70の言語に対応予定と発表されました。
日本でも数カ月後には利用できることになりそうです。

文字と写真を組み合わせた検索が可能

グーグルの「マルチ検索」とは、AIを活用することで文字と写真を組み合わせて検索できるようにした機能です。これまでは英語版のみの提供でしたが、これからは70の言語に対応し、日本語でも展開することが発表されました。

このマルチ検索を使うと、テキストだけでなく音声や画像でも検索できるようになります。たとえば、外国語の雑誌にカメラを向けるとテキストが翻訳され、自然な形で表示することが可能になるということです。

さらに、スマートフォンでの洋服や靴、アクセサリーといったファッションアイテムの検索に活用できます。好みの色やスタイルが選びやすいサイトや店舗の情報も、画像で表示されるようになるため、直観的なショッピングができるようになります。

世界における検索の9割のシェアを占めるグーグル

グーグルが日本語の検索サービスを開始したのは2000年のことです。シンプルで早い検索スピードが世界中のユーザーから支持を集め、いまやGAFAと呼ばれる巨大プラットフォーマーの一角を占めるまでになりました。

世界の検索で9割のシェアを占めるといわれ、グーグルの年間の検索回数は何兆件にもなります。

また、ユーザーが求める検索意図を反映するため、毎年のように検索アルゴリズムのアップデートを繰り返しています。たとえば、パソコンからスマホなどのモバイル端末での利用増に合わせ、スマホでも見やすいようにアップデートされています。また、検索アルゴリズムに「AIによる機械学習」を組み込んだことで、ユーザーの検索意図をより理解しやすくなりました。それにより、さらに正確な結果を返せるようになったことも、グーグルの使いやすさにつながっています。

ネットの入口を押さえたことで巨大プラットフォーマーに

ニュースやWebサイトを探すために欠かせないのが検索機能で、いわば、ネットサーフィンの入口でもあります。評判の店を探したり料金を比較したりするなど、多くの人が生活のあらゆる場面で検索から情報を得られるようになりました。

グーグルが巨大ITプラットフォーマーとなりえたのは、このネットの入口を押さえることで、大量の消費者のデータを収集することができたからです。

つまり、世界で9割のシェアを誇るとなれば、もはや他の追随を許さず、まさに独占状態にあるともいえます。それが可能だったのは情報を発信する側と情報を受け取る側が明確に分かれていた、インターネットの初期段階であったからです。

検索を巡る新たな競争時代に突入か

現在のネット社会は、どうでしょうか。TwitterやYouTube、Facebook、Instagramなど、SNSの普及によって、誰もが手軽に情報発信者となることができる時代に進化を遂げています。

画像や動画コンテンツのシェアも容易になったため、ネットの入口としてのプラットフォーマーを介する必要がなくなる時代も見えてきました。

若年層の間では、中国発の動画投稿アプリ「TikTok」上での検索に極めて関心が高くなっていることも注目されています。検索を巡る動きは、新たな競争時代に突入しつつあるといっていいのかもしれません。

グーグルが、新たな検索機能「マルチ検索」を70以上の言語で提供するのは、進化するインターネットの未来を見据えた戦略といえるのではないでしょうか。

まとめ

GAFAなど一部の巨大ITプラットフォーマーが、膨大な情報や利益を独占するという弊害も指摘されていますが、果たして、この先どうなるのでしょうか。それにしても、企業の成長と衰退のスピードが、目まぐるしいほど早くなっていることだけは確かなようです。

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