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2025年卒業予定の大学生・大学院生に対する調査で、就職希望先企業の傾向が明らかになりました。文系と理系では大きく異なる内容ですが、いずれもインターンシップが充実している企業の人気が高いようです。
「2025年卒大学生就職人気企業ランキング」の調査は、産経新聞社と株式会社ワークス・ジャパンが共同で、全国の2025年3月卒業見込みの大学生および大学院生、合計1,176人を対象に実施しました。
調査期間は2023年4月17日から7月17日までで、就職対策サイトやイベントなどでのアンケートにより集計しました。
文系と理系それぞれトップ20のランキング上位を見てみると、1位:伊藤忠商事、2位:三菱商事、3位:住友商事、4位:三井物産と、文系では総合商社が上位4位を占めています。ほかには金融・保険、不動産関連の企業が目立ち、メディアや出版関連企業もいくつかランクインしています。全体的にバラエティに富んだランキングだといえるでしょう。
一方理系のランキングでは、1位:ソニーグループ、2位:NTTデータ、3位:トヨタ自動車、4位:AGC、と2位以外は全てメーカーと圧倒的に製造業が強く、名だたる技術系企業が名を連ねています。総合商社が上位に入っている点は文系と共通していますが、金融・保険関連企業は見当たりません。文系に比べると、キャリアパスが絞られている印象を受けます。
就職活動が早期化した流れを受けて、夏のインターンシップで動き出す学生が増えているようです。それどころか、5月初旬には9割の学生が、インターンシップに向けた活動を始めているという調査結果もあります。
また2023年からは、再び対面型のインターンシップが増加しています。文系のトップ3を占めた総合商社は、対面型イベントやワークショップを開催するほか、短期的な業務体験プログラムなども準備して、インターンシップの充実に力を入れています。
理系でも状況は変わらず、ランキングトップのメーカーでは、100種類以上のコースを組み合わせた、2週間の長期的なインターンシップを実施しています。理系に人気の企業では、技術面だけに頼らず、社会的な課題の解決にまでテーマを広げて、学生に自社ブランドをアピールしているようです。
2023年からインターンシップの定義が見直され、5日間の「汎用能力活用型」と、2週間以上の「専門活用型」の要件を満たさないと、インターンシップとは認められなくなりました。 企業はインターンシップで得た学生の情報のみ、広報活動や選考活動に利用することができます。
ある調査結果によると、就職活動中の学生がインターンシップに求めることは、業界や企業とその業務内容について深く知るため、という意見が最も多かったようです。 新しい世代の人材は就職先を決める上でも、自身の体験を重視しているといえるかもしれません。
これから社会に出る世代は、商品やサービスの購入にも、SNSなどでの交流でも経験を重視しています。就職先を選ぶ場合でも、与えられた情報だけで満足することなく、自分の体験をもとに判断すると考えられます。人材を確保する企業側にも、世代による社会観の変化に柔軟に対応することが求められるでしょう。
■参考サイト
WORKS JAPAN|25卒学生が選ぶ 就職人気企業ランキング中間発表 ~約9割がインターンシップ参加予定 対面型への参加意欲も増加~
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